2018年1月12日、ペリトモレノ氷河のミニトレッキングツアーに参加してきました。世界一周中の私ですが、「1番すごかった場所は?」と聞かれると今のところ氷河と答えてしまうかも^^ 氷河トレッキング情報と合わせてお伝えします。
1.ペリトモレノ氷河とは
アンデス山脈の南端にある南パタゴニア氷原から流れ込む氷河です。
全長は約30kmもあるみたい。地球ってすごい!
見学できるのはその先端部分。
幅は約5㎞、水面からの高さは約60mもあるらしいです。
氷河は止まっているわけではなくて、毎日少しずつ動いている(流れている?)から、押し出された先端が崩落しているそうで、私たちが見ている間も数回崩れました。
2.氷河トレッキングの種類
氷河のツアーは大きく分けて3種類。
①船からの氷河見学
②ミニトレッキング(氷河の入り口付近90分)
③ビッグアイス(ミニトレッキングより奥の方まで)
おそらく全てに展望台からの見学が付いています。
私たちが選んだのはミニトレッキング。
なぜならビッグアイスはめちゃくちゃ高かったからヽ(;▽;)ノ
お値段なんと、1人3万円超え。高杉🌲
ヨシキいわく、5年前に来た時と比べると約3倍になってるとか。
おとなしく1人2万円ちょっとのミニトレッキングにしました。
カラファテの町に到着してすぐツアー会社を周り翌日のツアー予約をしたのですが、私たちでちょうど満席になったようですので、行きたい日の前日に到着する方は出来るだけ早い時間に申し込みした方が良さそうです。
3.ミニトレッキングの流れ
当日はホテルまでバスがお迎えに来てくれました。
ロビーで待っているとホテルまで入って来て名前を呼んでもらえるので、集合場所が分からなかったり違うバスに乗ってしまったりということもありません。かなり安心安全なツアーです。
いくつかのホテルを同じように経由しピックアップした後、ロス グラシアレス国立公園へ向かいました。
1度展望デッキのようなところで停車し、写真タイム。結構遠かったのと天気が悪かったので私たちは撮りませんでした(笑)
到着するとまずバスの中で入場料を払います。1人500ペソ。日本円にして約3000円ちょっと。それと引き換えにこのチケット・パンフレット・ゴミ袋をもらいました。
みんなで船に乗り込み、氷河の横を通ってトレッキングする側の岸へ渡ります。
降りたらスペイン語チームと英語チームに分かれて、それぞれのガイドの指示に従う流れでした。
岸の近くにある山小屋のような場所に荷物やお昼ごはんを置き、レインコート・手袋・防寒具の確認。「手袋を忘れた」という人が数人いましたが借りることができます。でも素材は綿。軍手みたいな感じであまり暖かくなさそう…。氷河の上は寒いので、防御力の高い手袋がオススメです。
ちなみに、帽子を忘れたので貸して欲しいと名乗り出た人がいましたが、それは無理だと言われてました。ニット帽・手袋・できればネックウォーマーまで必須です!
この日、町の方は晴れていたものの、氷河に到着すると雨。しかもパラパラではなく普通に雨(;〜;)
かなーり重い気持ちで始まります。
カメラは出せないのでひとまずGoProのみ。
でも歩き始めると… 雨が止みました!!!
最初に靴にアイゼンを装着します。アイゼンは沢山のサイズが準備されており、専門のスタッフさんが自分の足?靴?に合ったものを選んでくれて、かつ履かせてくれるのでこれまた安心です。アイゼンが初めての方も身を任せておけばok^^
履き心地はスケート靴を履いたときのような感じ。
しっかり太ももで足を上げて、トゲトゲ部分を氷に突き刺すように、重心に気をつけて歩くよう指導がありました。
そして目の前にはどどーーーん!!!
青い氷河!!
氷と氷の間の部分が青い…不思議ですね〜!
こんな氷のカケラもありました。
氷河拾い。激レア。
ツアーは基本的にこんな感じで連なって歩きます。
写真は割と自由に撮っても大丈夫でしたが、ガイドさんが前と後ろにいて、列から外れそうになると声を掛けられて戻される…。立ち止まるのはokだけど、違う道を行くのは絶対NG。しっかり見張られて見てくださってます(笑)
所々で「ここの水は飲んでも良いですよ〜」と教えてもらえます。
氷河解け水。なんと贅沢な。
どこでも飲んで良いわけではないみたい。なんでも氷河に棲む虫がいるとか…
そんな中、水を飲むだけでは満足せず、氷河をガリガリと食べ出すのがうちの旦那。
☝︎私がシャッターを押すのがあまりに遅すぎて、「早く!手が凍る〜〜!!」と変な顔になってます。笑
時折ガイドさんが「写真ターイム!」的な声かけをして撮影ポイントを教えてくれるのですが、なーんかイマイチな場所(笑)
参加者同士で写真を撮り合ってワイワイしてるし、ガイドも「2人で撮ろうか?」って言ってくれるんだけど… ここ!?みたいな(笑)
世界を旅してて思うんですが、アジア人の写真感覚とその他の地域の皆さまの写真感覚ってちょっとズレてますよね〜笑
ということで、ちょくちょく立ち止まって、みんなより3歩だけズレて、誰も入らないように写真を撮る!ということに度々トライ。
その度にガイドにチラッと見られる(⌒▽⌒;)
ということを繰り返してました。笑
この頃には日も照ってきて、青空が見え始めます。
お日様の光を浴びた氷河は表面が少し解けてキラキラと光ってました。
90分の氷河トレッキングお散歩を終え、最後に待っていたのは
なんと…
ウイスキーの氷河割り!!!
氷河を砕いてグラスに入れ、そこに黄金色のお酒IN…
早速「かんぱーい♡」
氷河の上は寒いからか、氷はなかなか溶けませんでした。
いつまでも濃いままのウイスキー❤︎
一緒に配られたBONBONチョコレートも頂き、至福の時間でした。
この後は小屋に一度戻り、それぞれ持ってきたランチを取った後、船で展望台へ移動。
50分程度の自由時間がありました。氷河の崩落を見るべく、得意の猛ダッシュ(忍者モード)で見学コースを駆け回ります。
崩落の瞬間は、最初にミシッ…ピキッ…と聞こえたと同時に
バキバキバキバキ...ドーーーン!!!バシャーン!!
と、轟音が響き渡り、大興奮。うーん伝えられないヽ(;▽;)ノ
たとえ小さなカケラでも、落ちると物凄い迫力です。
4.感想
いやー もう自然の壮大さに感動しました。
日本にいると、氷河なんて見る機会…ましてや歩く機会なんて絶対ないじゃないですか? 人間、見た事がないものを間近にするとびっくりするんですね。
山とか湖とかも大好きですけど、なんとなーくイメージできるというか、予想することができるけど(まぁ大抵は想像を超えて来ますが)、氷河の大きさとか動きとかって知らないし、想像すらつかなかったですもん。
やっぱりここにしかない景色というのはいつもドキドキします。
☝︎氷河もさることながら、氷河が溶け出しているアルヘンティーノ湖も見もの!めちゃくちゃ広いのにずーっと美しいブルーが続きます。その横で爆睡するヨシキはん。席代わってくれていいんだよ?おーーい(⌒▽⌒)
とっても貴重な1日を終えて帰りのバスで思ったこと…
「やっぱりビッグアイスにすればよかったかな〜」笑
行くまでは氷河なんて想像もつかなかったので、少しでも歩けるなら十分!と思っていたのですが、知ってしまうと欲が出るのが私。
ケチらずババーン!と高い方にすればよかったなーと若干の後悔。
ミニトレッキングでも大満足したからこそ、今回行かなかったその先にはどんな景色が広がっているのか知りたくなっちゃった。゚(゚´ω`゚)゚。
☝︎右側の真ん中あたりに見えるちっちゃい点が船です。比べると氷河の大きさが少し分かるかなぁ?氷河が崩落すると結構波が立つので、かなり距離を保ってますね。
またいつか行けばいいや。とも思ったけど、きっとどんどん高くなるんだろうな〜
これから行く皆様、ぜひビッグアイスに参加して感想を教えてください( ;∀;)
とにかく素晴らしい経験となった氷河トレッキング。
自信を持ってオススメします!!