ペルーの砂漠に浮かぶリアルオアシス『ワカチナ』へ。オアシスの夜景や感動の再会など

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ペルーの砂漠の中にあるオアシス『ワカチナ 』砂漠に登って夜景を見たり、湖を眺めながら本を読んだりとオアシスを満喫!!行き方や楽しみ方を解説。

 

『ワカチナ』!?

『ワカチナ』とは砂漠の中に浮かんでいる誰もが想像したことのあるような

まさにオアシス!

 

ペルー南部のイカという町のはずれに位置しています。

イカは、リマとナスカの中間にある町です。ちょっとナスカ寄り。

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 「地球の歩き方」ではしっかり紹介されてない?みたいで意外と知らない人も多い場所ですが僕はかなり好きな街。

今回も3泊もしちゃいました。笑

 

行き方

リマからイカまでがバスで4.5時間〜5時間くらい。

イカのバスターミナルからワカチナまでがタクシーで15分くらい。

 

公共のバスはないみたいですが、タクシーも安いです。

車のタクシーで8ソル、トゥクトゥクで5ソル。ざっくり200円くらい。

(2018年3月1日時点)

 

リマからイカまでのバスは crus del sur(69ソル) とかperu bus(30-40ソル)とか色々出ています。

 

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「ワカチナ」 到着

僕たちはクスコから朝イチの飛行機でリマに飛んで、リマからバスで、イカからタクシーでと一日かけて大移動して辿り着きました。

 

もちろん着いたのは夜。

一日目の夜は疲れもあり夕食を食べたらネットして就寝。

 

そして、翌朝。

ドアを開けると、、、、

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青空と砂漠。

めっちゃ綺麗。砂漠の中に街があることを実感。

 

 

 

湖の周りを歩けばこんな美しい景色が!!

 

木陰が涼しくて気持ち良いし特段観光するスポットもないので読書。

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奇跡の再会

忘れられない出来事が!!

ワカチナ で手作り雑貨屋さんを経営するマリアと再会!!

 

実は僕はワカチナ にも5年前に来ています。

 

【当時の日記】

   夕方からバスに乗り、イカに移動。7時過ぎくらいの到着だったのに辺りは真っ暗。こっから宿探しとか辛いなあと思ってたら、横のおっさんに話しかけられる。このおっさんはなんか変だなと思って避けていたのだが、話してみると面白い!名前はフレディ。南米が大好きで南米の小物を買ってアメリカで売っている人。旅好きのファンキーおじいちゃん。

   フレディとタクシーをシェアして、オススメの宿、タイタニックへ。ここ、ワカチナは今は暗くて分からないけど、砂漠に囲まれた場所にポツンと湖があるオアシスらしい。明るくなるのが待ちきれない!

 

   朝起きてびっくり。砂漠の中にポツンと、映画に出て来るようなTHEオアシスがありその周りが街になっている。ここに来れたことに感激。

   フレディはワカチナには数回来ていてそこらじゅうに友達がいる。特に印象的だったのは、フレディが話してたアクセサリー屋のマリア。彼女が店の奥から大切そうに持ってきたのは、面白い形をした博物館に置いてある土鍋のようなもの。なんと砂漠で発掘したらしい。笑   

   ワカチナとイカの町を歩いてから宿に戻ると、フレディから明日の朝にマリアの家に行かないかとお誘いが。ワクワクする!

 

 

   朝起きてフレディとマリアと待ち合わせしている場所へ。マリアの家に向かう。バイクタクシーに無理やり三人で乗り込み彼女の家へ向かっているとボロボロに壊れた集落が現れた。大地震がこの街を襲った時に壊れたらしい。日本はなんだかんだ言ってもお金があるから、修復や復興が進むけど、ペルーみたいに比較的お金がない国は放置してしまい、そこがゴミ捨て場となっていくのかもしれない。実際に今では誰も住んでいないらしい。

   もう少し走るとマリアの家に到着。日本やアメリカでは絶対にありえない環境にマリアの家はあった。写真で見るようなスラムに近いかも。ゴミだらけで家と呼べるかも微妙な建物がそこらじゅうにぎっしりと集まっている。水は一日に30分しかこないらしい。だけど、マリアはすごく嬉しそうに家族の写真を見せてくれたり、家を案内してくれた。彼女は絶対に貧しいけど幸せそうだなと感じた。毎日、アクセサリーを作って売りながら笑顔で生活している。それくらい彼女の笑顔は輝いていた。

   そんな彼女の家からワカチナへ戻る時にやってきた、冒険タイム。帰りはタクシーではなく砂漠をつっきってワカチナまで行くということで、砂漠を歩く。マリアは絶対にそんなに若くないのに、ずんずん砂漠を登って下りて進んで行く。フレディはかなりきつそうではあったが目がめちゃめちゃキラキラしている。そして最強に楽しんでいる。俺もなにこの経験⁉︎と思ってワクワクが止まらい。いっとき歩くと、ワカチナの近くまで来た。そこには草木が少し生えていて、水も少しあるのだが、信じられないような悪臭が漂っている。マリアにここは何なのか尋ねると、このような答えが返ってきた。「ここは昔は、フルーツがなるほど豊かな場所だった。しかし、ゴミが捨てられるにつれて、そのゴミによりこのように変わってしまった。」と。確かに、辺りにはゴミが散乱している。今は美しいワカチナもいつかこのようになってしまうかもと感じると、とても悲しかった。けど、お金が無いとゴミ処理も大変だ。なんとかしないと、地球規模でこのような事態が起きるかもしれない。いや、起きてるんだろうな。

   ワカチナに着いて、三人で朝飯を食べた。マリアとはここでお別れ。アザラシのキバでできたネックレスを作ってもらった。またいつか会えるといいな。

 

 

マリアと5年ぶりの再会!!

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白髪は増えたけど元気そうで良かった!

 

今ではマリアもスマホを持っていて、WhatsAppで写真共有もできました。

テクノロジーすげえ!!!!!!

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スペイン語ができないので大した話はできないのですが心で会話できた気がする。嬉しかったなあ。

 

ワカチナの夜景

ワカチナ は昼ももちろん美しいですが、砂漠にある小さな街なので邪魔な光がなくて夜景も綺麗。

 

というわけでサンセットの時間に合わせて砂漠を登りますが、

下から見上げると完全に砂の壁。

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砂がサラサラすぎて全然登れない…

これ、普段の登山の100倍はキツイ…

 

いろいろと工夫して4本足で登ってみたりしますが、どうやっても頭クラクラするレベルでしんどい。

 

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しかし、ある程度登った時に気付きました。

 

ここの斜面は誰も登った形跡もないし周囲で一番急だと…

 

どこからでも登れますが、皆さん登る際は周囲を見渡してみんなが登ってる一番楽そうなところから登りましょう。遠回りに見えてもそっちがずっっと近道ですw 

 

 

登っているうちに大して夕陽を見れずに太陽が沈んでしまいました。泣

 

辺りが暗くなってきて街に灯りがついてくるとこんな感じ。

ゼーゼー言いながらも幻想的で息を飲む美しさ。

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やっとのことで砂の壁を登り切りました。

 

そして夜に。

イカからワカチナに道路が繋がっているのがよくわかります。

 

空気も澄んでいるので夜景がとても綺麗。

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持ってきた三脚を立ててイカをバックに砂漠と写真を撮ればこんな感じ。

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ワカチナ もめちゃくちゃすごい!!

 

帰りは砂漠を駆け下りて街に帰るのですが、これがすっごい楽しい!

信じられないような急な坂道なんですがサラサラ砂の砂漠なんで転んでも痛くもないし砂に足が刺さるような感じなのでブレーキもかけれる。

 

カオリと砂漠を爆走して帰りました。笑

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帰ったらもちろん砂まみれですが、気候が乾燥しているのでべたつくこともなく意外と簡単に砂は落とせました。

 

ワカチナ に来た際は、かなりしんどいですが砂漠を登って夜景を見るのもオススメです!

 

次回は、ワカチナ名物「サンドバギー」(デューンバギー)について♪

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