せっかくウユニ塩湖の街に来たのに天気悪くてブログばっかり書いてます。ヨシキです。。
今回は、クレジットカード編 第3段「保険編」!!
クレジットカードに付帯する海外旅行保険を最大限活用する為の3つのポイントを解説。補償限度額を十分に引き上げて、補償期間も「180日間~1年以上」に伸ばすことのできる裏ワザについて解説します。
世界一周中の海外旅行保険がタダ!?
僕たちは、世界一周旅行をしていますが、いわゆる損保会社が販売している海外旅行保険には加入していません。
クレジットカードにタダで付帯する保険を利用しているからです。
クレジットカード付帯保険をご存知の方はこう思うかもしれません。
クレジットカードの保険なんて補償金額が小さいんじゃないの?
一般的に付帯する『90日間』では足りないんじゃないの?
クレジットカードで一定の条件を満たせば海外旅行の保険が付帯することをご存知の方は多いと思います。しかし一般的な常識では、条件を満たした場合に、「短期間限定」で、「少額の補償」が付帯するというものかと思います。
実は、ある知識さえあれば、その常識を覆して、損保会社が販売している海外旅行保険と同等の保険を『無料』で付けることができるんです。
☝︎実はパタゴニア地方エル・チャルテン で病院行きました…
旅でクレジットカード付帯保険を最大限活用する為のポイント
旅でクレジットカード付帯保険を最大限活用する為のポイントは3点
①条件確認
▶︎ 自分に必要な補償、各クレジットカードの保険を付帯させる条件を確認すること
②補償限度額を引き上げる
▶︎ クレジットカードを複数枚持つことで補償額が合計される
③補償期間を引き延ばす
▶︎ カードによっては決済に利用するタイミングで補償期間をコントロールできるものがある
順に解説していきます。
わかりにくい部分が多いので僕が実際に使っているクレジットカード5枚の規約を見ながら確認していきます。
例1)アメックスゴールド カード
例2)エポスカード
例3)三井住友カード(クラシック)
例4)ANA一般カード
例5)楽天カード
⑴ 条件確認
自分の旅行について
まずは、自分の旅行について考えてみましょう。旅行の期間。行き先。など。
期間が90日以内の人は、補償期間を引き延ばすワザは不要です。基本的に期間は90日以内というカードが多いので。
行き先は、アメリカなど医療費が高額な国に行く人は注意しましょう。クレジットカード1枚だけでなんとかしようと思うと痛い目を見る可能性があります。
じぶんのクレジットカードを確認
海外旅行保険が付帯するクレジットカードは多いですが、全てのクレジットカードに保険が付帯しているというわけではありません。
それぞれのカードによって条件が違うんです。ここで覚えておくべきは、「自動付帯」と「利用付帯」の2つのキーワード。
「自動付帯」のカードは、「カードを所有しているだけ」で保険が付帯します。
「利用付帯」のカードは、「決められた条件を満たす」と保険が付帯します。
それでは各種カードを例にポイントを確認していきましょう。
例1)アメックスゴールド カード
このカードは年会費が高いだけあって、保険についてもすごく優秀。
補償に関しては、旅行代金をカードで決済する場合としない場合で分かれています。
下の画像にあるように、当該カードで決済をしない場合も自動で保険が付帯しますが、カードで旅行代金を決済した場合は、保険金額が跳ね上がります。
つまり、「自動付帯」と「利用付帯」の側面があるわけですね。
例2)エポスカード
年会費無料なのに付帯する海外旅行保険が優秀なことで評判の高いエポスカード。
どこが優秀なのかというと「年会費無料」のカードなのに「自動付帯」で保険が付いて「補償額」も良いという点。
年会費無料なのに、カードを利用しなかったとしても保険が付帯する自動付帯カードはそうそうありません。
記事の最後でおすすめカードまとめますが、海外旅行に行くならとりあえずこのカードは作っておきましょう。
例3)三井住友カード(クラシック)
TVCMもあり圧倒的な知名度を誇る三井住友カード。保険に関しては、事前に旅費などを当該カードでクレジット決済することが前提となっていますね。持っているだけで保険が付帯するカードではありません。これが「利用付帯」です。
しかし、「ある事」を知っているとこのカードは旅に欠かせないカードになるんです。
下の方に書いているので読み進めてみてください〜!
例4)ANA一般カード
多くの人が持っているANAカード。嬉しい「自動付帯」ですね。
しかし!安心してはいけません。
「ANA一般カード」は、「傷害による死亡、もしくは傷害による後遺障害、もしくは救援者費用」しか保険が適用になりません。
海外旅行保険において利用頻度が高いのは、
・「傷害疾病治療費用」(病気になって病院に行く際に係る治療費用)
・「携行品損害」(所持品が強盗に盗まれた際等の補償)
であり、ANAカードは、保険についてはダメなカードだと言えます。
例5)楽天カード
年会費無料でポイント高還元の楽天カード。
付帯保険に関しては、「利用付帯」ですね。日本を出国する前に、自宅から出国空港までの交通費もしくは海外旅行代金(航空券代金やツアー参加料金)を当該クレジットカードで支払いをした場合に付帯するとなっています。
先日会った人が保険が自動で付いていると思って楽天カードを持ってきていたので注意してください。
⑵ 補償限度額を引き上げること
ここまで読んでいただけた方は、クレジットカードに保険が付帯することは分かった。自動付帯と利用付帯の違いもわかった!という状態だと思います。
しかし、
安心してください!
クレジットカードの付帯保険は、複数枚のカードの補償上限金額を合算することができるのです!!
試しに、エポスカードの保険の規約を見てみると、、、
「傷害死亡・後遺障害保険金」に関しては、所有しているカードの中での最高保険金額が限度となっていますが、「それ以外の保険金」について見てみると、保険金額は合算されると書かれています。
つまり、「傷害疾病治療費用」や「携行品損害」に関しては、各カードの保険金額が合算されるということなんです。
事例で言うと、「傷害疾病治療費用」に関しては、
〔旅の前半〕で800万円
〔旅の後半〕では300万円 の保険が付帯しています。
※前半と後半と分けているのは補償期間によるものです。
どの程度の補償金額があれば十分かわからないという場合は、「傷害疾病治療費用」の金額で決めましょう。これは、海外で病気になったりケガをして病院に行った際に補償してもらえる金額です。
自分の命を守るために一番必要な補償と言って間違いないでしょう。
⑶ 補償期間を引き延ばすこと
クレジットカード付帯保険の一般常識では、「90日間」限定で保険が付帯するというものです。
しかしそれは間違い。
半年間や1年間にも延ばすことができます。
まず「自動付帯カード」についてですが、自動で保険が付帯するので旅を始めてから最初の「90日間」の保険を付帯してくれます。
例1)アメックスゴールド カード
例2)エポスカード
例4)ANA一般カード
このあたりのカードですね。普通は、90日間を超えて旅行しないと思うので「エポスカード」と「
アメックス・ゴールドカード」があれば十分です。
次に一般的な「利用付帯カード」については、楽天カードのようなものが多いです。
例5)楽天カード
楽天カードは「利用付帯」ですが、『日本を出国する前に』条件を満たした場合に、旅を始めてから「最初の90日間」の保険を付帯してくれます。
「補償期間を延ばしてくれる」カード
このように見て行くと、クレジットカードで保険を付帯させる場合は、「90日間以内」、それより長い期間の旅に出る人は損保会社の海外旅行保険に加入しないとならない気がしますよね?
し か し !!
この90日以内という期間を伸ばすことができるクレジットカードが数枚あります!
先に結論からお伝えするとこれら5つのカード
✅三井住友カード
✅セディナカード(クラシック)
✅リクルートカード(VISA / MASTER)
✅ベルメゾンカード
✅JCB一般カード
これらの4種類のクレジットカードは全て「利用付帯カード」です。
そして、利用付帯の保険適用の条件に、
『日本出国後に公共交通乗用具の利用代金をはじめて当該カードでクレジット決済した場合 』
『出国後に初めてカード利用条件を満たした場合、カード利用条件を満たした時点から3ヵ月間 (かつ旅行期間中)が補償対象期間となります。』
という文言があります。
※参考画像は三井住友カード(クラシック)のもの
すなわち、旅に出て90日間の保険が切れた時点で、上記条件を満たすことができれば保険適用期間を大幅に伸ばせるということなんです。
条件といってもバスや電車などの公共交通乗用具料金をカード決済するだけなので簡単!
僕たちの世界一周は、期間が180日間だったので、旅がスタートして90日間が経過した時点で、利用付帯カードをバス代の支払いに利用し保険を付帯させました。
1年間の期間旅に出る人なら、「90日間」の期間を順にずらしていくことで無料で1年間保険を付帯させることも可能です。
ただし、補償限度額を考えると弱くなるのでそこは自己責任でお願いします。
補償期間を90日間以上に伸ばせるカード5種類の中でも、この3枚は必ず作っておきましょう。
⑴ セディナカード(クラシック)
ただの「セディナカード」と「セディナカードクラシック」は別物です。
クラシックを選ぶように注意してくださいね。
海外で現地通貨を引き出すためのカードとしても、イチオシです。
「長期旅をするなら持っておかないと損!」くらいのカード。
持っていないと後悔する後悔するセディナカード【クラシック】はこちらから!
⑵ リクルートカード(VISA・MASTER)
年会費無料のカードなのでとりあえず作っておけるカードですね。銘柄はVISAかMASTERにするように注意してください。
年会費無料なのにココからの申込でこんなにポイントもらえる! ってスゴイですね。僕が作ったとき5,000ポイントしかくれなかった…涙
⑶ 三井住友クラシックカード
もし90日間を超える旅に出るのなら絶対に作っておいたが良いカード。
旅が90日間以内なら他のカードを優先的に作る方がいいでしょう。
その他の
・ベルメゾンカード
・JCB一般カード は余力があればという感じですね。
もし180日以上の旅なら作った方がいいでしょう。
まとめ
規約の確認など少々面倒なところはあるものの知っていれば無料で海外旅行保険を付帯させることができるクレジットカード。
いろんなことを書きましたが、
結局どのカード作ろう?
となっていると思います。
迷ったら「これだけは作っておきたい!」というカードはこの2枚です。
エポスカード
「年会費無料」のカードなのに「自動付帯」で保険が付いてこんなに「補償額」も良いカードは他にありません。
セディナカード(クラシック)
やっぱりこのカード。
クラシックを選ぶように注意してくださいね。持っておかないと損をするカードなので絶対に作ってください。
このカードが海外でお金を引き出すのに使える件は次の記事に書いています。
さあ、これで大丈夫 !
安心して海外へ飛び立ちましょう!
長い記事を読んでいただきありがとうございました。
保険のお世話にならないで済む、楽しく安全な旅ができることをお祈りしています!
💡注意💡
クレジットカードに付帯する保険について解説しておりますが、付帯保険の内容や条件はカード会社が予告なく変更する場合がございます。
実際に海外旅行に行く前に、ご自身で各社の公式ページを確認の上、保険を利用されることをお勧めします。