【エアーズロック・ウルル】へのレンタカー車での行き方、キャンプ情報を徹底解説。エアーズロック・ウルルまでの道のり、周辺空港、レンタカー、車の運転について解説しています。
オーストラリア最大の見どころと言えばやっぱり「ウルル」(エアーズロック)!!
「行きたいけどどうやって行こう?」と悩む方は多いですよね。
どデカイオーストラリアの中心にあって、行くのも大変。だけどお金と時間をかけて行く価値は絶対にあります。
せっかく行くならウルル周辺の見どころにも足を伸ばしつつ、ゆっくりとウルルやカタジュタのサンセットを眺めたいということで僕は4泊5日の日程で行ってきました。
(ワーホリ時代も行ったので2回目)
「4泊5日だなんて、そんなに時間に余裕はない!」という方も安心して下さい。最短1泊2日~でも行くことはできます。
「ウルル」(エアーズロック)までの道程・キャンプ場・宿等について解説していますので是非オーストラリアの、世界の中心に行ってみてください!
※僕たちは自分のペースでウルルを見たかったので検討はしていないですが、人数が2人だけの場合はツアーで行くほうが割安なケースが多いです。「レンタカーで行くのはちょっと…」という方は、ツアーも検討してみて下さい!最高な景色が待っています!アリススプリングスのバックパッカーズで聞いた評判では、EMU LUNが人気だったかな?
それでは順に解説させていただきます!
エアーズロック周辺の空港について
エーズロック・ウルルに一番近くアクセスも良い空港は、その名の通り「エアーズロック空港」です。カンタス航空が乗り入れていますが基本的にフライト料金は高め。
次に近く、利用者も多い空港は「アリススプリングス空港」
僕はこちらの空港を利用しました。ウルル・エアーズロックまでの距離は、約450kmです。エアーズロックとは逆方向になりますが、北のダーウィンを目指して約430kmの場所には、「デビルスマーブル(Devil's Marbles)」という奇石がゴロゴロ転がる場所もあります。
レンタカーついて
ウルル・エアーズロックに行く日程が決まったらまずは早めにレンタカーの予約をしましょう。利用者は多いので予約が埋まっている日も多いです。
レンタカーは、予算との兼ね合いですが、日程が長めの人は大きい車がおすすめ。
理由は、色々と物資を買い込んで行くことになると思うので荷物を広げられる方が良いですし、1泊くらいは(節約派の人はもっと多いかも?)車中泊をする可能性も高いからです。
アリススプリングスにはレンタカー会社は多数あります。
大手のAVISやHERTZやキャンプ場でよく見かけるド派手なWICKEDなどなど。
レンタカーを決める場合は、3点に注意して下さい。
①走行距離制限があるかどうか
一番気を付けて欲しいのがこの点。僕は、レンタカー返却の際に事故もしていないので走行距離超過料金で$500程度もの金額を支払わさせられています。僕の場合、レンタカーは、Rentalcars.com経由で「ヨーロッパカー」のレンタカーを予約したのですが、「ヨーロッパカー」で車を予約する場合は、合計料金は~円と出てくるページから別タブを開いて追加料金事項について確認する必要があります。これがめちゃくちゃ分かりにくい上に、文字も強調されていないので僕は走行距離制限について認識せずに予約してしまいました。
当日、「ヨーロッパカー」の窓口で距離超過料金について説明を受けた際に「やられた!」と思いましたが、他のレンタカー会社で予約しようにも当日では空きもなく泣く泣く黙って「ヨーロッパカー」で車を借りました。「ヨーロッパカー」のレンタカーは、全車種1日当たり100km以上を走行すると1km当たり30セント~+税金の料金がかかります。アリススプリングからエアーズロックまでは、寄り道せずに行っても片道450kmはある上に、ウルルとカタジュタも敷地内で50km以上離れています。それに加えて周囲のキングスキャニオンをはじめとする見どころを周るとなると物凄い走行距離に、、、
結局僕たちは4泊5日(車を借りたのは48時間)で1,700km弱も走りました。なんと1,300kmオーバーで$500程度もの距離超過料金を払わせられたのでした…泣
レンタカー代金が$200程度だったことを考えるとヤクザな金額。楽しいウルル旅行の最後に大きな精神的ダメージを負ったのでした。。
②車種(4WDか2WDか)(AT車かMT車か)
4WDでなければ通行できない未舗装の道路もあります。そういった場所にある見どころをみたい方は4WDをレンタルしましょう。また、オーストラリアは日本と違いまだまだMT車も多いのでレンタルする際にAT車かMT車か選ばなければなりません。日本でAT車しか運転経験のない方は間違えないように注意しましょう。
③保険
オーストラリアは事故も多いので、保険料金がかなり高いです。25歳以下はまず車が借りれなかったり、車を借りれても追加料金がかかったり、保険には入れないことも多いです。保険料が高いので加入するかどうか躊躇する方も多いと思いますが、無保険車が事故に遭ったりや車に傷をつけた場合に払わなければならない金額も$4,000とかで非常に高いので、僕は保険に入ることをおすすめします。僕も入りました。
車の運転について
交通ルールは、ラウンドアバウトに気をつければ良い程度で、左側通行なので運転は簡単です。しかし、エアーズロック・ウルルまで行くとなればそこはオーストラリアのアウトバック!
以下の4点に気をつけて下さい。
①夜の運転は極力控える
日が落ちるとカンガルーや牛など動物がいっぱい出ます。動物と100km以上のスピードでぶつかれば殺してしまうのに加えて車も壊れてしまうでしょう。もし車が動かなくなれば広大な大地でどうしようもありません。運転は極力日が暮れる前に終えて下さい。
②4WD専用の道路に2WDの車で行かない
「4WD recommended」 という道と、「 4WD ONLY」という道があります。意味は看板の通りですが、 「4WD recommended」の道は(RAINBOW VALLEYに行く道)、2WDでも行くことができました。(HYUNDAIのパワー弱めの普通車でした。)ただ、「4WD recommended」の道でも「2WDではこれで限界だろ!」と感じるガタガタ道だったので「 4WD ONLY」の道はかなりハードだと思われます。スタックしてしまうと助けを呼ぼうにも携帯の電波も繋がらず大変なので標識には従いましょう。
③こまめにガソリン給油
ガソリンスタンドはそれなりにあるのですが、こまめなガソリン給油は気をつけましょう。道中は舗装はされているものの都心とは違い少々デコボコしていますし速度もかなり出すことになるのでガソリンをかなり喰います。ちなみに僕は4泊5日で$220ほどガソリン代がかかりました。ヒョエー。。
④スピード出しすぎ注意
Stuart highway のMAX速度は130K、Lasseter highwayのMAX速度は110Kでした。道中には事故で廃車になっている車もあり交通事故が多いとは聞いていましたが実感させられました。道脇にお墓もいっぱいありました。安全運転で命大事に行きましょう。
ウルル(エアーズロック)までの道程
空港にあった一番分かりやすい地図。
意外とwifiスポットが沢山あります。実際に繋がった場所とそうでない場所がありました。
①「RAINBOW VALLEY レインボーバレー」
アリススプリングスの75km南 に位置しています。
Stuart highwayから、20km未舗装の道を行きますが、2WDの車でも大丈夫です。ここは、「4WD recommended」 の道ですが、普通車も何台か見かけました。
キャンプ場も近くにあるので、ここで1日目のキャンプをするつもりだったのですが、閉まっていて入れませんでした。やはり夏季は暑すぎるのでところどころが閉鎖されているようです。事前にインフォメーションセンター等で下調べするのがベターです。
②Stuarts Well Roadhouse
レインボーバレーからメイン道路のStuart highwayに戻って数キロメートルのところにあるロードハウス「Stuarts Well Roadhouse」です。
ガソリンスタンドにレストラン、簡単な宿舎と大きな駐車場(キャンプ場)が併設しています。大型トラックの運転手が泊まってお酒飲んだり遊んだりしていました。
レインボーバレーでキャンプできなかったので、無料でここで一泊させてもらいました。写真に載せているようにフリーのキャンプサイトがありますが、トイレ等最低限の設備はあるものの夜は灯りはないし不便です。テントを張るのが面倒で車中泊しました。
横にキャメルファームが併設されています。(行ってないのでどういうところかは分かりません。)
③Cannonball Run Memorial
「Stuarts Well Roadhouse」から更に数キロメートル進むと、Cannonball Run Memorialという石碑があります。
驚くことに日本人の名前が刻まれていますが、1994年に行われたCannonball Runというカーレースで事故があり、そこで日本人チームの方が亡くなられたとのことでした。
④Erldunda Roadhouse
アリススプリングスから200km南に下ったところにあるロードハウスが、「Erldunda Roadhouse」です。
ここは、Stuart highway と Lasseter highway が交わるところに位置しており、規模も比較的大きいです。
ガソリンスタンドやレストランに加えて大きめのショップも併設しています。
ここから約250kmでエヤーズロックに着きます。
⑤RED CENTRE WAYの看板
「Erldunda Roadhouse」で右折して、Lasseter highwayを進むこと約1時間。
これが出てきたらLasseter highwayの約半分きたことになります。
ここで右折すればキングスキャニオンへ、直進すればエアーズロック・ウルルへ。
今回は2WDの車なので上記のルートで来ておりますが、前回は4WDで赤色のRED CENTRE WAY を行きました。「Palm Valley」とかも絶景なのでおすすめ。
⑥KINGS CREEK STATION
上記の看板を右折してキングスキャニオンに向かう道の3分の2ほど進んだところにあります。ここでも給油やキャンプが可能です。
ここに着く前にも無料の休憩所兼キャンプできる場所がありますがこちらは無料のキャンプ場なので特に設備はありません。
⑦KINGS CANYON キングスキャニオン
言わずもがなのエアーズロック周辺エリア観光のハイライトのひとつ。
世界遺産ではないというのが不思議ですが想像を絶する断がい絶壁に映画の中のような世界。探検家気分で歩くことができます。
ちなみに、キングスキャニオンの敷地内に入ったら勝手にキャンプをすることや火を使うのは厳禁なので注意して下さい。
⑧KINGS CANYON RESORT キングスキャニオンリゾート
キングスキャニオンまで車で20分の位置にある宿泊施設です。ホテルだけではなくちゃんとキャンプ場もあります。
キングスキャニオンの見どころを見るべくコースを歩くには、9:00前に歩き始めないとコースは閉鎖されてしまいます。キングスキャニオンに近いこちらに泊まって朝早くから行動開始すると良いかと思います。
宿泊にはひとり$20かかりますがプールもバーもシャワーも整っていて快適です。キンキンに冷えたビールも飲めます。
⑨ Mt Conner Lookout マウントコナー
RED CENTRE WAYの看板からエヤーズロック方面に、約20分、30km、Mt Conner Lookout があります。写真の左に写っている平らな山がマウントコナー です。
「一瞬もしやウルル?」と思わせる巨大な岩山。
不思議なまっ平らな山にも行ってみたかったのですが、一般道はなさそうだった。
Mt Conner に繋がっていそう?な細い道があったが未舗装だったので4WDは必須。行かれる方は下調べをして行ってみて下さい。
⑩Curtin Springs Roadhouse
※竜巻も発生!!
Lookoutから更に数十分進むと、エアーズロックまであと100kmの場所にCurtin Springs Roadhouseがあります。エアーズロックまでにある最後のロードハウスです。
ここでは、先ほどのMt Connerのツアーに申し込むことができます。
フリーのキャンプサイトもあり、シャワーは確か有料$3でした。
ここに泊まってウルルに向かうのもいいかもしれません。
11.エアーズロックに一番近い無料キャンプ場
Curtin Springs Roadhouseとエアーズロックリゾートの中間あたりに、休憩所があり、
ここではオーバーナイトのキャンプが許されています。もちろんタダです。
特に明かりも設備もないのでフルで準備ができている節約派キャンパーにはオススメです。
僕は昼間に通過ので場所に気づきましたが、特に大きな看板があるわけでもないので夜は気づかずに通過してしまう可能性大です。目を凝らしてゆっくり走りましょう!
12. Ayers Rock Resort エアーズロックリゾート
ついにエアーズロックリゾートに到着です。このリゾート内のキャンピンググラウンドというところでキャンプができます。一泊ひとり$18でした。ここもキッチンもプールもあるので快適。
エアーズロックリゾートは驚くことに街になっており、スーパーマーケットもあればバーや郵便局などもあります。足りなくなった食料はここで買い足せるので安心です。
13.Uluru-Kata Tjuta National Park ウルル・カタジュタ国立公園
やっと目的に到着。
この国立公園はものすごく広いです。ウルルとカタジュタも同じ公園内ながら50km以上離れています。ウルルでもカタジュタでも周辺を歩くコースは豊富にあるので時間と体力に応じて挑戦してみましょう!
大変な道のりではありますが、宿泊できる場所も多く自力でも行けそうな気がしましたでしょうか?是非オーストラリアの魂とも言えるウルル・エアーズロックを満喫して来て下さい!!