インドネシアのバリから日本帰国しました。
僕とカオリの世界一周が完結。
学生の頃から「新婚旅行は世界一周」と断言していた僕は夢を叶えた。
特に大きな事故や怪我もなく無事に帰国できたことにもホッとしているけど、何よりも自分との約束を守れたことにホッとしている。
夢を叶えたら終わりなんて人生は面白く無いしワクワクしない。やりたいことが無数にあるので世界一周も言ってしまえば夢のひとつ。夢はまだまだ続いている。
旅を振り返ってみる。
まずは会社を辞めた。
僕はあくまでも普通の人なので会社に辞表を出すのはすごく勇気が要った。上司に辞めたいとの意向を伝えるのはすごく緊張した。
有難い事に引き留めて頂き、迷いはなかったはずなのに謎の迷いも生まれて、悩み苦しみ人生で初めて手の指の皮がベロベロに剥けた。営業や仕事でどれだけ怒られてもこんなことはなかったのに。
それでも一歩踏み出して会社を辞めた。
上司に「逃げてるんじゃないのか?」と言われたことを覚えているが、メガバンクの後ろ盾を失う決断をした僕は「攻めてしかいない」自信がある。
会社を辞めることが決まってからは、営業の担当先の引継ぎなど怒涛のように日々は過ぎ去り、あっという間に海外に飛び立つ日がきた。
11月27日、僕はカオリと一緒に世界一周1カ国目のスリランカに飛んだ。
それからは、光のような速さで日々が進む。
スリランカは、修学旅行の現地学生のスクールバスに乗せてもらって一緒に踊りまくったのが忘れられない。
オーストラリアは、いまの自分の礎となるワーキングホリデー生活をした地をカオリとシェアできて最高だった。ウルルは世界でも1番というくらい好きな場所。
ニュージーランドは、初めて海外で移住できるなと思う国だった。人々の暮らしにあそこまで豊かさを感じた国はない。
チリでは、年越しをして2018年を迎えた。
地球儀の日本の裏側で年越しする経験なんてそうそう無いと思う。
アルゼンチンでは、カオリとフィッツロイの圧倒的な景色を共有することができた。
ボリビアでは、カオリの夢であったウユニ塩湖に行くことができた。偶然出会ったカメラマンのこんちゃん や、
ビデオグラファーのヒデさんに、
僕とカオリのウエディングフォトまで撮ってもらって、カオリの夢を最高の形で叶えることができたことが心から嬉しかった。
しかし…
それからも旅は進んで行くが、ウユニ塩湖を後にして僕の心に少し変化が起きた。
旅に満足してしまった。
平たく言えば、旅に飽きた(笑)
実は僕は過去のバックパッカー時代に南米も周遊したことがあるし、カオリと一緒にウユニ塩湖に行くということが旅の一番の目的だったのかもしれない。
だけど、旅を辞めるという選択肢は無かった。
ここで「世界一周」を辞めたら、過去の自分との約束を破ることになるし、いつかまたリベンジで「世界一周」に行かなければならない気がする。
というか「世界一周」がしたかった。
それからは、ペルー、メキシコ、キューバ、アメリカ、スペイン、フランス、イタリア、モロッコと旅を続けた。
同時にネットの世界に没入して少しでも帰国後の事業に役立ちそうな情報を貪り調べた。
実際は、wifi環境悪すぎて思うようにネットに繋がらず各方面で活躍する人々を中途半端に見て焦りだけが募った。。自分は毎日荷物をパッキングしないといけないし、毎日移動しないといけない生活。非効率な毎日とも思えた。
焦った結果、半年の予定だった旅を5ヶ月間に短くした。。
だけど、旅の毎日が色褪せることは決してなくて、毎日が出会いと刺激、そして絶景に満ち溢れていた。
僕の横で絶景を見て、テンションの上がるカオリを見ているのは最高に幸せだった。
夫婦で世界一周をしている人は旅人の中では多いけど、やっぱり最高だ。夫婦で世界一周を共有できるって本当に幸せ。
気づけば旅は進み、最後の国インドネシアに来た。
過去の旅で僕を助けてくれたヨフリーと再会することができた。
☟前回記事
世界一周最後の国にインドネシアを選んだ理由 〜これで旅が終われると感じた場所〜 - EARTHCOLOR TRAVEL
そして、自分の中で旅が完結した。旅を終われるなって思えた。
5ヶ月間の旅を終えて日本に無事に帰って来た。
夢を叶えた先に見える景色は、別に何にも前と変わってない。
良かった。まだまだ頑張れる。
というか夢は叶ってない気がしてきた。(笑)
本当にまだまだやりたいことがあり過ぎる。
世界一周に行きたいという人はいくらでもいる。
行きたいなら行くって「目標」を定めてしまおう。
「目標」さえ明確に決めてしまえば、人は悩んだら「行動しない」って選択肢を取りがちだけど、何か動けるはず。
地球の日本の裏側にだって飛行機に2日乗ってれば着く。
世界は意外と狭い。
しかし本当にいろんな人がいる。だから面白い。
僕は憧れていた世界一周に行けた。
カオリは憧れていたウユニ塩湖に行けた。
楽しかった。
これでいい。次のステージに進みます。
ついに自分の事業を始めます。
結婚式に関わる事業です。
☟僕らはこんな結婚式を挙げました。
私たちがセルフプロデュースした24時間ぶっ続け「オリジナル アウトドア結婚式」の1日を紹介します!! - Earthcolor Wedding アースカラーウエディング
お金も人脈も無い。
ただ、僕にはカオリっていうなんでもOKしてくれる奥さんがいる。
死ぬほどワクワクできる。
どこかで会えたら少し応援してもらえると嬉しいです。
頑張ります。
近況は twitter で更新して行くので是非フォローお願いします。
これまでブログを読んでくださりありがとうごいました。
酒井 芳樹