2泊3日でルートバーントラックのトレッキングをしたまとめです。(コース・ルート・交通手段・準備・感想)ルートバーントラックに行くか検討してる方の参考になれば嬉しいです。
憧れだったニュージーランドのトレッキングをしました!
グレート・ウォークのひとつルートバーントラックを2泊3日で歩いてきました。
ニュージーランドのトレッキングは、10月下旬もしくは11月上旬から4月末までがシーズンです。冬季は閉鎖されるコースやシーズンに関わらず通年歩けるコースもあります。
僕たちがルートバーントラックを選んだ理由
僕たちがルートバーンを選んだ理由は3つ。
⑴一番有名なミルフォードトラックは予約が取れなかった為
この予約方法等についてはこの記事で。
⑵景色が印象的であることはニュージーランドで一番と言われており、グレート・ウォークで2番目に人気があるコースであること
⑶一般的に二泊三日のコースであり距離もちょうど良いこと。
コースについて
僕たちは予約が直前だったので、
①ルートバーンシェルターを出発して、②ルートバーンフラットに一泊して、③レイク・ハウデンまで行って二泊目泊まり、④デバイドでゴール
という1日目と3日目はかなり短く、2日目だけが約22.2キロと長く歩く歪なコースになりました。
歩いてみても感じたのですが、予約を前もってして1泊目はルートバーンフォールズに泊まり、二泊目はレイクマッケンジーに泊まるようにすれば三日ともバランスよく程よい距離を歩けるかと思います。
交通手段について
僕たちはクイーンズタウンで泊まっていたYHAクイーンズタウン・レイクサイドで予約をお願いして、TRACKNETで登山口まで往復の交通手段を予約しました。
こういう削れない交通費がニュージーランドは高くてキツイです!
TRACKNET → http://tracknet.net
ちなみに、クイーンズタウンで泊まるホテルはYHAのレイクサイドが非常にクリーンでスタッフさんも素晴らしくて広くて綺麗なキッチンにナイスバスルームで最高!これまで泊まってきた中で過去最高のホステルのひとつでした。
準備
登山縦走と同じような準備をしますが注意点がふたつ!
⑴ハットを予約していても寝袋は持って行くこと。
ハットといってもただの空の小屋です。ベッドとマットはありますが、その他必要な寝袋や炊飯道具(コンロは備え付けてあります)や食料は持って行きましょう。
現地で出会った1人はハットをホテルと勘違いしており、かなり寒い中布団無しで寝ていました。。
⑵超重要アイテム「サンドフライ除け」
ニュージーランドには基本的に毒を持った怖い生き物はあまりいないのですが、このサンドフライトいうハエはかなり厄介です。
すばしっこくて小さい蚊みたいな奴で血管を刺してくるのですが、刺されると死ぬほど痒く、痒さも1週間程度は続きます。トレッキングコースには池の周りやそこらへん、そしてハットの中にもうじゃうじゃといるので絶対にこの「サンドフライ除け」は持って行きましょう。ちなみに日本の虫除けは全く効果がありません!現地の薬局で買えるので調達してください。 甘いレモンみたいな匂いが少々気持ち悪いですが痒いよりは絶対マシ!
感想
22キロ以上歩く二日目が終日土砂降りでめっちゃキツかった、、、、、、
1日目
歩く距離が短いので昼の12時ごろクイーンズタウンを出るバスで登山口へ向かいます。約1.5時間でスタート地点のルートバーンシェルターに到着。
天気予報は雨でしたが、晴れており天気予報を覆したかとご機嫌で小躍りしながら歩きます。
特にアップダウンもなくルートバーンフラットに到着。美しい草原と綺麗な小川そして壮麗な山々が広がります。(上の写真の景色)
翌日雨だったので僕にとっては早くもここがルートバーンの最大の見どころでした。。笑
ハットでレンジャーから翌日の天気予報やアドバイスを聞きます。「レイク・ハウデンまで行く人は雨の予報の上にかなり遠いので頑張ってください。」とのことでした。「はい、わかってます、、、、涙」 あと、日本人8人組のおじさんおばさん達がたまたま同じハットでした。ニュージーランドの小屋なのに、合計日本人10人もいて「ここは日本か?」状態。相当な山好きの方々でみんなでニュージーランド遠征なんて憧れます。
2日目
長距離のトラックに備えて早起きするもやはり雨。日本人8人組の皆様はすでに起きていらっしゃいましたが寝室の中でパッキング中。やはりレンジャーが寝ている人が起きちゃうからパッキングは寝室の外でしてね♪って言ってた英語わかってなかったーw
ハットがガラガラなら「雨だからここでもう一泊!」とかできそうですが、予約でパンパンなので雨でも進むしかありません。
嫌々ながら土砂降りの中22km以上歩き切りました。
晴れていれば物凄いだろうなという(多分)絶景の連続でしたが雨と雲のせいであまり見えない部分がほとんどでした。笑
最高の絶景がある雰囲気はありましたので是非僕たちの代わりに見てきてください。晴れた日に歩いた人は全員最高だったと言っていました!
3日目
最終日はレイク・ハウデンからゴールとなるデバイドまで1.5時間の道のり。天気も持ち返して曇りながら晴れ間が見える感じ。
楽勝すぎるのでハットでダラダラしていると、時間ギリギリになってしまい焦って出発。途中で「キーサミット」という周囲の山々を見渡せる展望所があります。僕たちは時間ギリギリに出たせいで立ち寄れませんでした。涙 同じルートで行く人は、是非「キーサミット」も行くべく早めにハットを出発しましょう。キーサミットは途中でコースを逸れて往復しますが1時間あれば行って帰って来れるそうです。
デバイドからクイーンズタウンへは予約していたTRACKNETのバスで3時間程度?で着きました。
以上、雨の中での二泊三日のルートバーントラックでしたが、念願のニュージーランドのトレッキングに挑戦できてよかったです。
次回は天気の良い日に、同じグレート・ウォークの「ケプラートラック」あたりを歩きたいなあ。
WEBで事前予約が必要など面倒なことは多いですが、日本の山とは違ったトレイルの美しさがあります。景色のスケールの大きさには驚かされますし、標高は総じて高くないのであまりしんどくもない。ハットでは世界中からトレッカーが集まって来ているので、山の話もできます。
是非、ニュージーランドに行かれる際はトレッキングに挑戦してみてください!
ヨシキ
そういえば、雨でグチョグチョに濡れた靴が臭すぎて、帰りのバスで前の席に座っていたオバちゃんに脱いでた靴を蹴っ飛ばされたのも良い思い出です。。。
あの匂いを考えれば、申し訳なさしかない。。。笑